城北接骨院

【注意】その体操、今のあなたの身体に合っていますか? ― SNSで見た“よさそうな運動”が、逆効果になる理由 ―

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【注意】その体操、今のあなたの身体に合っていますか? ― SNSで見た“よさそうな運動”が、逆効果になる理由 ―

【注意】その体操、今のあなたの身体に合っていますか? ― SNSで見た“よさそうな運動”が、逆効果になる理由 ―

2025/08/20

「“良さそう”に隠された落とし穴」

「SNSで見たストレッチ、よさそうだったのでやってみたんですけど、翌日、体が重だるくなってしまって……」

最近、そんな声を聞くことが増えてきました。

「寝ながらできる」「たった3分でお腹やせ」「骨盤矯正」などのフレーズにひかれて、思わず真似してしまった。動画で見た人が簡単そうにやっていると、「これなら自分にもできそう」と思ってしまいますよね。

でも実は、そうした運動の多くは「すでに体が動く人」向けに作られていることが多いんです。

例えば、体がやわらかい人や、筋力がある人、普段から運動習慣のある人なら、多少きつい動きでもバランスを保てたり、呼吸をうまくコントロールできたりします。

でも、筋力が落ちていたり、久しぶりに体を動かそうとする人にとっては、その“よさそうな運動”が、実は強すぎる刺激になってしまうことがあるのです。

当院に来られる方の中には、

「動画を見てやってみたけど、腰が痛くなった」

「次の日、動く気力がなくなるくらい疲れてしまった」

といった声も多くあります。これは、運動そのものが悪いのではなく、**“今の身体に対して合っていなかった”**というだけなんです。

たとえばこんなことが起きています:

 本来使いたい筋肉が使えず、別の場所に力が入ってしまう

 体幹が不安定なまま動いて、肩や腰に過剰な負担がかかる

 呼吸を止めたまま動いてしまい、全身が緊張してしまう

こうしたことが続くと、むしろ疲れがたまりやすくなり、「やっぱり私には無理なんだ」と自信を失ってしまう原因にもなります。

でも、それはあなたのせいではありません。

“今の体の状態に合った運動の選び方”を知らなかっただけなんです。

ここでひとつ、こんなたとえで考えてみてください。

運動って、実は料理と少し似ています。

フライパンで強火にして一気に焼こうとすると、表面は焦げても中はまだ火が通っていない。

そんな経験、ありませんか?

でも、弱火でじっくり火を通してあげれば、焦げずに中までふっくら美味しく仕上がりますよね。

筋力や体の調子を整えるための運動も、これと同じです。

「ゆっくり、ムリなく、丁寧に動かす」ことで、体の奥にある筋肉や関節がじわじわ反応して、深く効いてきます。

しかもこれは、感覚だけの話ではありません。

実際に、筋力が落ちている人でも、「少しずつ、繰り返し動かす」ことで、筋肉や体の働きが回復するという報告が多数あります【※1】。

日常生活での動作──たとえば椅子から立ち上がる、ズボンを履く、キッチンに長く立つ──そういった動きが、少しずつラクになっていく。それが「今の自分に合った運動」の力です。

大切なのは、「今の自分に合った加減」で動かしてあげること。

がんばりすぎて続かない運動より、呼吸ができて、心地よさを感じられる運動。

その“ちょうどよさ”が、体にも心にも優しく効いていきます。

【※1】進行性レジスタンストレーニング(徐々に負荷を上げながら行う運動)は、筋力が弱くなった高齢者や初心者でも、身体機能の回復に効果があるとする臨床研究が多数報告されています。

このあとのセクションでは、「では“運動の準備が整っていない”って具体的にどういう状態なのか?」を丁寧にお伝えしていきます。

「何をしたらいいかわからない」と感じている方にも、すぐに実感できるヒントをお届けしますね。

 


 

「運動の準備が整っていないとはどういう状態?」

「準備が整っていない」というと少し大げさかもしれませんね。でも、具体的にいうと、

 筋力が弱くなっている

 関節が硬く、動きにくい

 自分の体がどう動いているのか感じにくい(身体の感覚が鈍い)

こうした状態をまとめて、今回は「運動の準備が整っていない」と呼ぼうと思います。どういうことか、3つに分けて分かりやすく説明します。

1. 筋力が弱くなっている

筋肉が「本当にちからを出すのが難しい」と感じること、ありませんか?これは「筋力低下」と呼ばれる状態です。

 例えば、前は立ち上がるのが楽だったのに、今は足がふらふらする

 急に腕を上げるのがつらくなった

こうしたことは、筋肉が少しずつやせたり、普段の運動量が少なくなったことが原因になることが多いです。これは専門家も指摘するところであり、特別な病気でなくとも「年齢」や「活動量の減少」でも起こります  。

でも安心してください。この状態は「少しずつ、短時間でも動く習慣」で改善できます。ある研究では、仕事や家事の合間に椅子に腰かけて片足ずつゆっくり持ち上げるような“少しの運動”でも、筋力や体の働きがよくなったという結果が出ています  。

 

2. 関節が硬くなっている

関節が「固くなって曲げづらい」「伸ばすと痛い」と感じること、ありませんか?

筋肉が弱いと、関節の支えも弱くなってしまいます。その結果、関節が硬くなったり、動く範囲が狭くなったりすることがあります。

専門家のアドバイスでは、「関節が硬くなると、そろそろ体を動かし始めたほうがいいサイン」と言われています。たとえば、椅子から立ち上がる動作、靴下を履く動作、料理で台所に立つ動作など――そんな日常の小さな「動き」が、関節を守る最初のステップになるんです  。

 

3. 身体の感覚が鈍くなっている(プロプリオセプションの低下)

「身体の感覚」といわれても、ちょっとピンとこないかもしれません。「プロプリオセプション」と言われる感覚です。たとえば、「手を下におろしても目を閉じて手がどこにあるか分かる」という感覚です。

この感覚が鈍くなると、バランスを崩しやすくなったり、物にぶつかったり、足元を取られてつまずいたりしやすくなります  。

大事なことは、この感覚も「少しずつ動いて慣らす」ことで、取り戻すことができるという点です。たとえば、壁にもたれながら片足を上げる「バランスの練習」は、身体の位置感覚を目覚めさせる助けになります  。

まとめとしての「ざっくりイメージ」

 筋力が弱い→動きづらい、すぐ疲れる

 関節が硬い→動かすのがつらい、どこか痛い感じ

 感覚がのびている→体の「どうなってるか」が分かりにくい

これらの状態は、決して特別な人だけではありません。誰にでも起きうることで、だからこそ、無理な運動で急に動こうとすると、かえって体を痛めたり疲れたりするリスクがあるのです。

でもだからこそ!

 「ゆっくり立ち上がってみる」

 「お風呂上がりに膝や足首を動かす」

 「壁をつかいながら片足立ちを1回してみる」

そうした“とても小さな一歩”が、自分の体に「動ける力」が少しずつ戻ってくる、安心できる方法に変わるんです。

次のセクションでは、そうした「小さな一歩」を踏み出すために、ラジオ体操からの選び方や体操の方法をご案内していきますね。

 


「ラジオ体操から選ぶ、はじめの3歩」

全部やらなくて大丈夫。今のあなたにちょうどいい3つの動き

「運動しなきゃとは思うけど、何からやったらいいのかわからない」

「ラジオ体操って良いって聞くけど、全部やるのはちょっとキツイ」

そんなふうに感じている方へ。

まずは、ラジオ体操の中から、今のあなたに合った“3つの動き”だけをやってみるのがおすすめです。

この3つは、どれも身体の負担が少なくて、**“ゆっくり・大きく・呼吸を止めずに”**行えば、立派な準備運動になります。

「やってみたら、ちょっと体が軽くなった」

そんな小さな実感こそ、動ける身体をつくる第一歩になるのです。

 

✅ はじめの3歩:ラジオ体操から選ぶおすすめ動作

① 背伸び(両手を上にぐ〜んと伸ばす)

効果:背骨が自然に伸び、肺がふわっと広がります。

呼吸が深くなり、胸のつかえが取れたような感覚になる方も多いです。

やり方:

 ・両手を上に向かってゆっくり伸ばす

 ・鼻から吸って、口からふーっと吐きながら肩の力も抜く

 ・1回3〜5秒を2〜3セット目安に

 

② 肩まわし(肘でゆっくり大きな円を描く)

効果:肩甲骨の動きがスムーズになり、首や肩のこりを和らげます。

姿勢改善にもつながる動きです。

やり方:

 両手を肩に添えて、肘で大きく円を描くように前回し・後ろ回しを各3回

 呼吸は止めず、ゆったり「吸う・吐く」に合わせて動かす

 

③ つま先立ち(椅子や机につかまって)

効果:ふくらはぎがしっかり使われて、血流がアップします。

足元の安定感や冷え対策にも効果的。

やり方:

 椅子や机に軽く手を添えて立ち、かかとをゆっくり上げてつま先立ち

 そのまま2〜3秒キープし、ゆっくり下ろす

 これを5回〜10回繰り返す。息を止めないように注意!

 

▶ 無理なく取り入れるコツ

この3つの動きは、「全部やらなきゃいけない」わけではありません。

今日は背伸びだけ、明日は肩まわしを追加──そんなふうに日によって分けて行っても十分です。

むしろ、「少し動いて気持ちいい」で終わるくらいがちょうどいい。

やりすぎて疲れたり、次の日に動けなくなったら本末転倒です。

次のセクションでは、「こうした小さな動きが、どんなふうに身体を変えていくのか」「どんな実感が得られるのか」について、現場のエピソードや研究データを交えてお話ししていきます。

引き続き、無理なく読めるペースでご案内しますね。

 


 

「小さな動きが、身体を確かに変えていくその理由」

「たった数分の動きでも、ほんとうに変わるの…?」

そんなふうに感じている方もいらっしゃるかもしれません。でも、実は最新の研究で、それが“本当”だとわかっているんです。

たった4〜5分の“ゆっくり動く”だけで体が変わる

最近の研究では、たとえば「椅子を使ったスクワット」「壁に向かって行う腕立て」「かかとをゆっくり上下する動き」などを、1日たった5分だけ行うだけで、たくさんのいい変化が見られたという結果があります。これには、筋力・柔らかさ・心の落ち着きまで含まれていたんです 。

しかも体を動かしたあとのスッキリ感、気分よさにもつながって、毎日続けやすいというのがまたうれしいポイントです。

 

なぜ小さな動きでも効くの?

その理由は「エキセントリック運動」という動き方にあります。

椅子にゆっくり腰を下ろす、そのスピードを大切にする――これがエキセントリック運動です。

この動きは、筋肉を長い時間じっくり使っている状態なので、筋肉に優しく、でもしっかり効いてくるというメリットがあるんです 。

歩きながら、階段を降りるときなど、普段の生活にも自然に取り入れられる動きなので、“がんばらなくても効く”のが魅力です。

 

続けるほどに得られるうれしい変化

姿勢がすっとする

立ち上がりが楽になる

疲れにくくなる

こうした変化が、継続することで現れます。専門家によると、筋力が弱くなっている人ほど、少しずつ動かすことで日常生活がラクになる傾向があるそうです 。

さらに、軽い抵抗を使った運動(例:ゴムバンドなど)でも、続ければ筋力や動かす力の向上に効果的という報告もあります 。

 

生活の中で、少しずつ変えていこう

たとえばこんなシンプルな積み重ねで、身体は確実に変わっていきます:

 テレビを見ながらつま先立ち:5〜10回

 ・「背伸び」を朝晩それぞれ1セット

 ・台所で立つときに、腰を左右にゆっくり動かす

強い激しい運動や長い時間は必要ありません。

小さな積み重ねが、やがて“動きやすさ”や“疲れにくさ”になる第一歩です。

このように、小さな取り組みが確かな変化を生むことをお伝えしました。

 


 

まとめ──「ほんの少し」から始めるだけで、体は確かに変わっていく

「なんとなく不調が続いているけれど、何をしたらいいかわからない」

そんなときこそ、“やさしく動く”ことから始めてみてください。

大切なのは、「強く動くこと」や「長く運動すること」ではありません。

あなたの今の体に合ったやり方で、自分の体に意識を向けること。

それができるようになると、日々の体の小さな変化にも気づきやすくなります。

 

◆ 今日からできる3つのやさしい一歩

 1.呼吸を意識して、ゆっくり動いてみる

  → 動作のはじめと終わりに息を吸って吐く、だけでもOK。

 2.正しい姿勢を意識しながら、できる範囲で動く

  → 肩に力が入りすぎていないか、背中が丸まっていないかをチェック。

 3.“がんばる”より“感じる”を大切にする

  → 動けているかどうかより、「どう感じたか」に目を向けて。

身体にやさしく問いかけるような動きは、続けやすさという意味でも大きな価値があります。

忙しくても、調子が悪くても、「今日はこの1分だけ」と決めてやってみる――その小さな積み重ねが、未来の動ける体をつくります。

 

院長からのひとこと

私は、すべての方に「筋トレをしましょう」と言うつもりはありません。

それよりも、

 「自分の体と向き合う習慣を持ちましょう」

 「動ける自分でいるために、いま“感じる力”を養いましょう」

そうお伝えしたいと思っています。

痛みがある時は、無理せずご相談ください。

でも、痛みがなくても「なんとなく不調」「最近、動かしづらい」と感じたら、

それは体がくれる小さなサインかもしれません。

そのサインを見逃さず、5年後、10年後も動ける身体を一緒に目指していきましょう

 

 

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